犬神家の戸籍 「血」と「家」の近代日本 [ 遠藤正敬 ]

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「血」と「家」の近代日本 遠藤正敬 青土社イヌガミケノコセキ エンドウマサタカ 発行年月:2021年10月12日 予約締切日:2021年07月26日 ページ数:240p サイズ:単行本 ISBN:9784791773954 遠藤正敬(エンドウマサタカ) 1972年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。博士(政治学)。専門は政治学、日本政治史。現在、早稲田大学台湾研究所非常勤次席研究員。宇都宮大学、埼玉県立大学、東邦大学等で非常勤講師。著書に、第39回サントリー学芸賞を受賞した『戸籍と無戸籍ー「日本人」の輪郭』(人文書院)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 『犬神家の一族』の読み方/第1章 「犬神家」とは誰かー家族制度の転換期の物語/第2章 犬神佐兵衛の戸籍ー孤児に始まり、家長に終わる/第3章 婚外子がいっぱいー犬神佐兵衛の落とし種/第4章 養子たちの命運ー日本ならではの「家族」/第5章 戦争と個人の戸籍ー事件捜査を左右したものは/終章 犬神家の戸籍が映し出す「日本」ー愛憎入り混じった一族の“系譜” 「家族」とはなにか?その系図に刻まれた欲望と不条理。飛び散る血しぶき、耳をつんざく悲鳴、謎かけを込めて“展示”される死体ー。犬神家を襲った怪奇な連続殺人事件の背景には、何があったのか?物語を読み解くカギは「戸籍」にあり。血で血を洗った一族の系譜を丁寧にたどりながら、社会に根強く残る「血」や「家」の秩序と価値観を炙り出し、近代日本の陰に光をあてる。 本 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・あ行

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