インコはとても素敵な鳥です。
最近ではその素晴らしさが知れ渡り、人気が上がってきました。
しかし、その飼い方を間違えてしまうと、
インコとの暮らしに問題が生じてきます。

私は事情があって飼えなくなったインコを引き取り、
理解ある里親さんを探す活動をサポートしています。
どんな事情があって飼えなくなるかといいますと、大きく2つあります。

まず1つ目が「問題行動」です。
インコの問題行動は、「噛み付き」「無駄鳴き」
そして、自分の羽根を抜く「毛引き」などのことです。

なぜインコが問題行動を起こすのでしょうか?
それはインコが「愛情にあふれている」からです。
インコは飼い主のことを恋人あるいは伴侶と認識します。
いつも一緒にいたい、もっと仲良くしたい、
そう思う反面、満たされなければ、さみしさを感じたり、嫉妬したり、一人不安になったりします。
それが問題行動につながっていきます。
だからこそインコの気持ちを理解し、
インコの気持ちに寄り添ってあげることが大切なのです。

問題行動があって引き取ったインコたちは、
正しいトレーニングで、とても良い子に戻ることができました。

そして飼えなくなる2つ目の理由ですが、インコは長生きだということです。
約30gのセキセイインコですら、最近は20年前後長生きしています。
ハトくらいの大きさのインコですと、40 ~50年。
100歳以上のインコも存在します。

つまりインコが長生きであることを承知の上で飼わないと、
自分が年老いた時や、病気や海外転勤になった時、
手放さなくてはならなくなるのです。
でもそれはある意味、「インコを飼う」という認識ではなく、
「家族と共に暮らし続ける」という視点に立てばいいことでしょう。

インコの素晴らしさは、飼ってみないとわからないでしょう。
そして、インコほど「愛にあふれている」素敵な生き物はいないと私は思っています。

インコの飼い方に関する本は他書に譲るとして、
この本は飼い方よりもインコの気持ちを中心に書かれています。

もちろんインコではない私たちが、
インコの気持ちを正確に書くことはできませんが、
愛鳥家の皆さんからいただいた素敵な写真から、
インコの表情や感情を感じ取りながら
お読みいただけたらとても楽しいのではないかと思います。

皆様が末永く、素敵な愛鳥ライフが過ごせることを心から願っています。

松本 壯志

本書は2013年発行の『必ず知っておきたい インコのきもち 幸せな関係を築くために』を元に加筆・修正を行った新版です。

販売ページ


法学セミナー 2025年 2月号 [雑誌] | オンラインストア商品紹介サイト

法学セミナー 2025年 2月号 [雑誌]

法学セミナー 2025年 2月号 [雑誌]

送料無料(コンビニ送料含む)

0.0 (0件)

1,540円 (税込み)

(2025/05/02 22:41:08時点の在庫、価格情報です。詳しくは販売ページにてご確認下さい。)

販売ページ

商品情報

出版社名 日本評論社
JANコード 4910080690250
発売日/出版年度 2025年01月10日

販売ページ