自叙伝を残さなかった晶子が、唯一少女時代をつづった随筆「私の生い立ち」。生まれた堺の街、女学校のこと、地元の祭り、近所の大火事のことなど、感受性豊かな少女の心のゆらぎが細やかに描きだされる。同じく『新少女』連載の「私の見たる少女」、「婦人百人一首」収録。
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