精神の幾何学

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著者名 | 安永 浩 |
出版社名 | 筑摩書房 |
ISBNコード | 9784480513021 |
発売日/出版年度 | 2025年05月10日頃 |
商品説明
精神の病を捉えるにはどのような基準を持てばよいのか。本書は、多領域の知見を経ながらそのことを提示しようとした試みである。著者が方法論の基盤とするウォーコップの哲学を解説した後、言語をめぐる考察が展開される。そして、立体的で非対称性を持った対のカテゴリー『パターン』、体験距離から成り立つ「ファントム空間」、形式的・構造的・関係的要因を意味する「図式」という三つの概念を手がかりに、精神分裂病(統合失調症)の幾何学的構図が描かれる。独創的なファントム論を展開した著者の核心をなす作品。
解説にかえて 内海 健
序にかえて
第1部 ウォーコップ註釈
イントロダクション
1 説明の性質
2 生物学
3 心理学
4 社会学
5 時間・空間・数
6 感覚
7 美学
第2部 「言語」をめぐる考察
1 思想の趨勢
2 精神医学にとっての言語学
3 シニフィアンとシニフィエ検討
4 身体器官としての言語
5 無意識、体験象徴(Σ)
6 脱コード化へ?
第3部 精神病理学的事象
1 まえがき
2 『パターン』逆転
3 ファントム空間の図式
4 分裂病のための「仮説」と第1公式Af-F
5 Af-F の諸性格(続)--離人症を中心に
6 第2公式((AB))-F--妄想知覚
7 意味の序列ー妄想知覚(続)
8 第3公式E-eB--させられ体験、擬遊戯性
9 第4公式E-((AB))--擬憑依
10 その他の分裂病症状
11 分裂病の辺縁領域
おわりに
文献
後記
解説にかえてーー安永先生の生涯と思い出(内海 健)