行動経済学で「未知のワクチン」に向き合う

行動経済学で「未知のワクチン」に向き合う

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商品情報

著者名 佐々木 周作/大竹 文雄/齋藤 智也
出版社名 日本評論社
ISBNコード 9784535540743
発売日/出版年度 2025年01月10日頃

商品説明

2020年初頭に突如世界を襲った新型コロナ・パンデミックから抜け出すため、新たに開発されたワクチン。
日本では、2021年4月頃から本格的に接種が始まった。

人々は、この「未知のウイルス」に対抗するために「未知の技術」で開発された「未知のワクチン」を、どのように受け止め、接種するか否かを決め、実際に行動したのだろうか?

長きにわたるパンデミックの中で、新型コロナウイルスは変異を繰り返し、ワクチンの効能に関する情報もたびたび変化した。この極めて不確実な状況下で、研究者として、あるいは政策現場に参加する有識者として、著者たちは、「行動経済学」を武器に未知のウイルス・未知のワクチンと対峙し、接種を進めるためのナッジ・メッセージを開発し、接種が進む中での政策のあり方を提案し、接種者・非接種者の分断など社会への影響を考え続けてきた。
そんな著者たちが、当時の想い、経験、そして調査・研究における苦労と創意工夫を振り返りながら、将来起こりうる新たなパンデミックへの対策として何が必要か、私たちは何をすべきかを問い直す。

行動経済学、感染症学などの知見をわかりやすく解説しつつ、新型コロナ危機の教訓を活かし、ネクスト・パンデミックに備えて今から動き出すための指針を、臨場感あふれる筆致で描く。
プロローグ(佐々木周作)

第1部 「未知のワクチン」にどう向き合うか?
 第1章 「未知のワクチン」に向き合うための基本道具
 [大竹文雄の目]ワクチン導入をめぐる政策議論

第2部 「未知のワクチン」の接種開始前夜
 第2章 「接種を受けるつもり」を測定する意義:たかが意向、されど意向
 第3章 自律性を阻害せずに接種意向を高めるナッジ・メッセージの探究
 [佐々木・大竹・齋藤の「当時を振り返る」]エビデンスの作り方と使われ方
 [大竹文雄の目]接種勧奨と出口戦略をめぐる政策議論

第3部 「未知のワクチン」の接種はじまる
 第4章 接種意向は水物か?:実際の行動とのギャップ
 第5章 ナッジは実際の行動も促すのか?:フィールド実験による挑戦
 第6章 ワクチン接種の意外な効果
 [佐々木・大竹・齋藤の「当時を振り返る」]パンデミック下の研究開発と社会実装
 [大竹文雄の目]ワクチン効果の変化と行動制限の必要性をめぐる政策議論

第4部 ワクチン普及後の世界:「未知」から「既知」へ
 第7章 ブースター接種にナッジは必要か?
 第8章 ワクチン接種者と非接種者の分断と共生
 [佐々木・大竹・齋藤の「当時を振り返る」]ナッジの意味とは

第5部 ネクスト・パンデミックのために「行動経済学+感染症学」ができること
 第9章 将来のパンデミックに向けた10の政策研究アジェンダ
 第10章 政策研究アジェンダの「実現可能性」を議論する

あとがき(大竹文雄、齋藤智也)

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