欲望と誤解の舞踏
送料無料(コンビニ送料含む)
0.0 (0件)
在庫あり5,940円 (税込み)
(2024/04/05 13:18:08時点の在庫、価格情報です。詳しくは販売ページにてご確認下さい。)商品情報
著者名 | シルヴィアーヌ・パジェス/パトリック・ドゥヴォス/北原 まり子/宮川 麻理子 |
出版社名 | 慶應義塾大学出版会 |
ISBNコード | 9784766424102 |
発売日/出版年度 | 2017年07月15日頃 |
商品説明
1970年代の終わり、フランスの人々は、日本の前衛芸術「舞踏」を大きな衝撃をもって迎え入れた。大野一雄、カルロッタ池田、山海塾、室伏鴻、笠井叡、そして土方巽…多くの日本人ダンサーがフランスで“発見”された。本書は、舞踏がその上陸から今日まで、この地の人々を魅了しつづけている歴史を跡付けている。舞踏の伝播は、あらゆる「誤解」とともに、ここではないどこかへ、日本への欲望を引き起こしながら、コンテンポラリーダンスの領域に途方もない影響を与えたのである。フランスのジャーナリズムと“身振り”の分析を駆使して、美学と文化史の観点から舞踏を論じることは、現代の舞踊史を読み直すことを意味する。「ジャポニスム」の歴史、ドイツ表現主義とのつながり、舞踏に関係づけられるヒロシマの記憶…舞踏をめぐるダイナミズムを明らかにし、身振りを介した日欧の歴史を亡霊のごとく浮かび上がらせる、革新的な日本文化受容論。